社会人から介護福祉士を目指すには


介護系の職業は比較的広く門戸を開いている。その気になれば、40代や50代であっても介護士になることができるだろう。高齢化と相まって、介護の需要や必要性も高まっているため、安定している仕事と言える。
社会人から一念発起して、介護福祉士を目指して介護業界に転職するという人も少なくない。しかし、介護福祉士は国家資格でもあるため、そう簡単に取得できる資格ではない。社会人が資格を得るためには、具体的には二つのルートが考えられるだろう。
一つは養成学校を卒業することで、もう一つはとにかく経験を積むことだ。養成学校を卒業するためには、仕事を完全に辞めるのが一番の早道だ。そのため転職に際して入念な金銭面での準備が必要になるだろう。ただ、夜間のコースや通信講座といった方法もあるので、仕事を続けながら資格を得るための方法が無いわけではない。もちろん、仕事を辞めて養成学校に通った場合の方が幅広い知識が問われる試験にも合格しやすくなり、実技についてもしっかりと学ぶことができるため、結果的に短期間の下積み生活で資格を得ることができるだろう。40代や50代で養成学校に行く場合、周りが若者ばかりということも考えられるので、ある程度覚悟を持って通う必要があるかもしれない。
一方、夜間コースや通信講座の場合、修了するまでにどうしても時間がかかってしまう上に、学べる知識や技術に限りがあることは覚悟しておくべきだろう。ただ、介護福祉士はどんな人であっても挑戦できるチャンスがあるので、まずは一歩を踏み出すことが大切だ。